新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

新年早々ネガティブなテーマですが、債務整理の法律相談を受けていると、時々、理由はないのに破産は絶対嫌、という方をお見掛けします。

破産のデメリットは素人の方がイメージするほど多くないのですが、とにかく嫌だと。

 

歴史的な背景とかいろいろ原因はありますが、大きな原因の一つは、ネーミングの悪さにあるように思います。

「破産」というのがいかにも人生の終わりをイメージするのではないかと。破産手続開始決定のことをかつては「破産宣告」と呼んでいましたし(今は呼びません)。

「破産」についても「個人清算」とか「リスタート」とか、少しでもポジティブな名前にしてくれると、もっと利用しやすくなって、借金で追い詰められている方が救済されやすくなるように思うのです。