弁護士業務には日々修練に励んでいるつもりですが、それでも私にも得意分野・不得意分野というのはどうしても出てきます。弁護士であれば私だけではないはずです。

弁護士は医師のように分野ごとの細分化はされていないので、都市部でもなんでも引き受ける弁護士の先生もそこそこいるようですが、それでも不得意分野についてはうちではやっていないからとだけ言って他の弁護士を探すよう勧めることが多いようです。

しかし私のような地方の弁護士だとそう言いづらいのです。地方では弁護士が少なすぎて、「他の弁護士のところ行って下さい」というのは事実上、「法的手続きは諦めろ」という意味になることが多いからです。特許などの知的財産権や国際私法が絡む渉外事件、建築訴訟や医療過誤などの高度な専門性が必要な事件だとなおさらです。そのような専門的な事件を扱う弁護士に知り合いがいれば紹介も出来るでしょうが、どの分野でも都合よく知り合いがいるとは限りません。

どうすべきかは難しい問題ですが、私はどのような分野でもなるべく自分で取り組むようにしています。

 

そういう現状があるので、私は専門性が高いとされる分野でも広く受け付けています。専門のある弁護士はほとんどいないので、法律問題に悩まれる方は私や地元の弁護士が何の専門かなどは考えず、気軽に予約を入れて頂けるとありがたいです。