「死ね」とネットで書き込むと何罪が成立するのか
2024年3月4日 弁護士業・雑感
まず、人に「死ね」っていったり、ネットで書き込む行為、DMやメールなどで伝える行為は、被害者が自殺しなくても民事上不法行為となって損害賠償責任が発生する可能性が高いですし、悪質なケースの場合警察や検察が強引な解釈で逮 …
お金がないと破産が出来ない!?
地方で弁護士をしていると、多い仕事の一つが債務整理、特に破産です。個人の破産であれば借金について免責が得られ、かなり精神的に楽になります。 また法人の破産でも、法人の整理や並行して行う代表者の破産を通じて債務を免責させ、 …
食料・農業・農村基本法と、にじみ出る戦争への危機感
2024年2月9日 農業法
農業法の勉強をしていると、やはり今行われている食料・農業・農村基本法の改正作業に触れている資料が多いです。食料・農業・農村基本法は農政の基本理念や政策の方向性を示す法律で、制定が平成11年ですから、そろそろ改正というのは …
カン違いしやすい法律用語19 「わいせつ」
2024年1月30日 カン違いしやすい法律用語
前に紹介した「横領」よりも深刻な問題として捉えられているのが「わいせつ」概念です。刑法175条でわいせつ物頒販売罪が定められ、刑法176条で不同意わいせつ罪が定められています。最近の改正で刑法176条は不同意わいせつにな …
カン違いしやすい法律用語18「横領」
2024年1月22日 カン違いしやすい法律用語弁護士業・雑感
刑法という、犯罪と処罰を取り決めた基本法のような法律があります。司法試験でも当然勉強します。 怖いのは、刑法が古い法律だからか知りませんが、同じ言葉が全く違う意味で使われていることがあります。典型的なのは「横領」です。ち …
カン違いしやすい法律用語17「債権者」「債務者」
2023年12月7日 弁護士業・雑感カン違いしやすい法律用語
最近紛らわしくていやになる法律用語は「債権者」「債務者」ですね。 民法の授業だと人に対してなんらかの権利(お金だったり約務だったり)を請求できる人が「債権者」、人に対してなんらかの権利を実現する義務を負う人が債務者と説明 …