弁護士業・雑感
間違いやすい法律用語7「経済法」
2023年7月19日 弁護士業・雑感カン違いしやすい法律用語
これは私だけかもしれませんが、司法試験司法試験科目になっている「経済法」という法分野は、ほとんど「独占禁止法」とその隣接分野を指します。経済一般の法分野という意味ではなく、例えば会社法は含まれません。大学院で履修しました …
カン違いしやすい法律用語6「プロバイダ責任制限法」
2023年7月17日 弁護士業・雑感カン違いしやすい法律用語
いまネットで話題沸騰中の発信者情報開示請求権の法的根拠、俗に「プロバイダ責任制限法」4条1項なのですが、このネーミングが若干誤解を招くな、と常々思います。立法経緯を考えるとしかたがないのですが、もともとこの法律は、さまざ …
カン違いしやすい法律用語5「婚姻費用」
2023年7月4日 弁護士業・雑感家事事件カン違いしやすい法律用語
離婚関係でカン違いしやすい法律用語と言えば、「婚姻費用」でしょうか。 大学の授業でも司法試験でもほとんど取り扱わない用語なので、恥ずかしながら私も弁護士になりたてのころはカン違いしていました。 法律用語で「 …
カン違いしやすい法律用語4「外為法」
2023年6月26日 弁護士業・雑感カン違いしやすい法律用語
今の日本では、輸出しちゃいけないもの、輸入しちゃいけないものがいろいろ細かく決まっています。その法令は多岐にわたりますが、その中心が「外為法」です。北朝鮮に兵器転用可能な物品を輸出したりして、逮捕されるニュースでたまに名 …
六法全書を丸暗記しても司法試験に受からない理由
2023年6月20日 弁護士業・雑感
一般の方はまだまだ、「六法全書を丸暗記すれば司法試験に受かるんだ」とか「弁護士は六法全書を丸暗記しているんだ」という方もいらっしゃるんでしょうかね。小さいころは私もそうだったし、弁護士になりたてのころはそう言われました。 …
本当にヤバい闇バイト(ブラックバイト)
2023年6月14日 弁護士業・雑感
たまに山形県弁護士会の仕事で、鶴岡の高校生に消費者問題についての講義を担当させて頂くことがあります。10年くらい前は消費者問題一般を満遍なく話していればよかったのですが、ここ数年はあるとても危険な現象について重点的に話さ …
どこまでが不倫(不貞)なのか
今も昔もですが、不倫された夫/妻が、不倫した妻/夫やその不倫相手に慰謝料請求をしたいというのは相談も依頼も多いです。最近は慰謝料額が減額化の傾向がありますし、法律学界には不貞慰謝料請求を認めるべきでないという考え方も根強 …
カン違いしやすい法律用語3「被告」
2023年6月3日 弁護士業・雑感カン違いしやすい法律用語
カン違いしやすい法律用語として有名なのは「被告」ですね。 ニュースなどだと刑事裁判で起訴されて裁判にかけられる人を「被告」と呼んでますが、これは誤用だと思います。 正しくは民事訴訟で訴えられる側のことを「被告」と言い、刑 …
カン違いしやすい法律用語2「相手方」
2023年5月23日 弁護士業・雑感カン違いしやすい法律用語
カン違いしやすい法律用語として、以前に「請求の趣旨」「請求の原因」の記事を書きました。(https://www.m-s-lawoffice.net/miscellaneous-feelings/%e3%82 …